大空間の店舗では店内空気(温度湿度)を均一にするのは至難の技でした。冷暖房ダクトをすみずみまで配置するのはスペース、コストや意匠的に問題があったからです。 しかし調湿空調は水蒸気分圧差で拡散する原理を応用しますので、ダクトに頼らずすみずみまで拡散しようとします、これはダクト配置が大幅に省略できる事を意味し、大風量によらない空調環境が実現できるのです。
従来の空調装置では霜付を防ぐためにどうしても冷えすぎの環境になりがちでした。しかし調湿空調により湿度を適正化することで冷えすぎがなくなり、体に優しい店内環境を実現できます。環境が良くなると集客力でも差別化が出来ます、多くの時間を過ごす主婦たちの肌を守るような環境、小さな子供たちを安心して連れてこれる環境を提供する事が出来るのです。また、陳列された商品への影響では冷凍食品などへの霜付が減少します。葉もの類のしおれは直接風が当たる事によることが多いのですが、調湿空気の拡散は風に頼りませんので、従来空調より品質を保つことが可能になるのです。
またこれらの陳列ケースに使われる冷凍機の排熱は、従来、給湯への利用程度でしたが、調湿装置の温熱源への利用が可能で排熱利用による運転コストの低減が可能になります。スーパーなどの店舗では夏場に電力使用量のピークを迎え、デマンド値電力契約が高額になりがちでした。ピーク時の消費量を減らすことに依って契約額を低減する事も可能になるのです。
(霜着による冷凍能力の低下、霜取電熱ヒータの作動)
2. 冷凍冷蔵エリアが異常に寒い(業界用語 コールドアイル)
96年読売新聞調べでは調査20店舗の平均温度は18℃以下
3. ショーケース内温度が不安定で商品鮮度が落ちる。

2. ショーケース用冷凍機のランニングコストを削減。(年間10% 三洋電機調べ)
3. 露点温度の低下により霜取運転を抑制し、安定した温度を保つため鮮度落ちを防止。



液式MOIST-PROCESSORは高めの冷熱(>15℃)・低めの温熱(<50℃)で駆動できるため地中熱や低温コジェネ排熱を有効に利用できます。
これらの複合熱を利用することで、エネルギー削減率は30%~80%達成可能です。
液式調湿装置(MOIST-PROCESSOR)と乾式ロータ機の特徴比較
乾ロータ機を使ったこれまでのデシカント店舗空調に対し、基本的な部分で以下のような特徴があります。
・冬場の店舗空調
乾ロータ式では暖房について湿度調整は行わない場合が大半ですが、屋内環境管理上冬は適度な加湿が求められることは言うまでもありません。又乾きすぎた温風は天井面に上昇してしまい暖房の無駄となります。湿式では温度湿度を独立して制御できるため、暖房の質を転換することが可能です。
・塵埃対策
食品店舗である以上給気される空気の塵埃は少ない方がいいわけですが、湿式の機構上の特徴として微細な粉塵まで除去しその精度は中性能フィルタに相当します。又用いる溶液により非常に高い除菌性を有しています。又摩擦磨耗などの機構がないため機器そのものから発塵することはありません。溶液は無害です。






