
冷凍倉庫や食品工場など低温領域の施設では、壁や天井への結露が大きな問題となります。結露水は雑菌やカビの温床となり、天井からの滴下は不良品が発生する原因になります。
冷凍倉庫では、結露水が床に溜まったり氷床となったりすることにより、作業時の安全性が低下するばかりでなく、保管している商品にも悪影響を及ぼします。
また、冷凍機に霜が付いて運転効率が低下したり、その除霜作業を行わなければならないことなどが、使用電力(デマンド値)を増大させ、契約料が高額となる傾向があります。
調湿空調装置「モイストプロセッサー」は、これらの現象の発生を緩和し作業環境の改善を図るとともに、運転経費を大幅に削減いたします。
調湿空調装置「モイストプロセッサー」は、従来の空調設備に関する様々なご不満や悩み・問題点を解決するだけでなく、プラスアルファのメリットをご提供いたします。
モイストプロセッサーは、取り込んだ外気を除湿してから屋内に給気しますので、屋内は常に低湿度の状態が保たれ、壁や天井への結露の発生を低減することが出来ます。
結露の発生が低減すると雑菌やカビが繁殖しにくくなり、衛生面が改善されます。また、作業時に床の水溜りや氷で足を滑らせて転倒するといった危険性も低下しますので、全体的な作業環境の向上が見込まれます。
結露水や霜が倉庫内に保管している商品に悪影響を及ぼし、商品価値を低下させるといった問題も改善することが可能です。
食品工場では特に空気がクリーンであることが要求されます。工場内の空気を清潔に保つためには、外気を工場内に給気する際に人体に有害なものを取り除く必要がありますが、従来の空調設備では給気の際に粉塵フィルターで捕捉出来る粉塵の量に限度があり、微粒子のものは室内に浮遊してしまいます。
モイストプロセッサーは、塩化リチウム水溶液を使って外気中の10ミクロン以上の塵(花粉は約50ミクロン)をほぼ100%除去し、さらに除菌・消臭してから工場内に給気します。
冷凍倉庫では、搬出・搬入の度に外気が流入し、ホコリや雑菌、花粉、虫などの不純物が侵入してきます。
モイストプロセッサーを使用した場合は、100%外気から給気を行うため、排気とのバランスを調整することで倉庫内を正圧(外の気圧よりも高い状態)にコントロールし、外からの不純物の侵入を防ぐことが可能になります。
冷凍倉庫では、空気中の水分が氷結して冷凍機や空調機に霜が付着し、次第にその厚さを増して冷凍機の冷凍能力を低下させたり、空調機の熱交換を阻害したりしますので、これを除去するためにデフロスト(除霜)運転を行わなければなりません。
しかしデフロスト運転は、それを行う過程、その後再冷却を行う過程の両方で大量の電力を必要とします。
一度でもデマンド値(最大需要電力)を増大させてしまうと、そのデマンド値をもとに今後一年間の電気基本料金が決定される仕組みですので、基本料金が高いままでは、その後どんなに電力消費を抑えたとしても結果として高額の電気代を支払い続けなければならなくなります。
モイストプロセッサーによる調湿空調下では、冷凍機・空調機への霜付きが減少しますので、デフロスト運転時間を短縮してピーク電力量を抑え、ランニングコストを削減することが可能です。
また、モイストプロセッサーは冷凍機からの排熱を温熱源として有効利用することが可能であり、モイストプロセッサーの運転コスト低減に役立ちます。