モイストプロセッサーの特徴モイストプロセッサーの特徴

液式湿度換気装置 モイストプロセッサー

モイストプロセッサーとはモイストプロセッサーとは

モイストプロセッサーは、大量の新鮮な外気を効率的に除菌・除塵し、温度と湿度を調整して室内に供給する調湿空調装置です。調湿空調とは、温度のコントロールのみに頼ってきた従来の空調方式ではなく、湿度のコントロールを主体とした、快適で人と環境に優しい空調方式です。
モイストプロセッサーには除湿機能と加湿機能が備わっており、簡単な操作で除加湿機能の切り替えを行うことができます。

モイストプロセッサーの仕組みモイストプロセッサーの仕組み

モイストプロセッサーは、外気を塩化リチウム水溶液に効率的に触れさせ、調整して建物内に給気する仕組みです。
モイストプロセッサーの装置本体には、空気の入口(取込口)と出口(給気口)があり、取り込まれた空気が排出されるまでの過程で快適な状態になるように調整が行われます。

モイストプロセッサーの仕組み

外気処理機

外気を吸い込み、内蔵するメディア(空気が、温度と濃度が調整された塩化リチウム水溶液と接触する部分)を通して、建物内に温度と湿度が適切に調整された新鮮な空気を送り込む装置です。
夏は、高温多湿の外気を、冷却した塩化リチウム水溶液を浸したメディアに通して十分に除湿し、温度を下げて給気します。
冬は、低温低湿の外気を、加熱した塩化リチウム水溶液に通し、乾燥した空気に十分に加湿して、温度を上げて給気します。

溶液再生機

溶液再生機は、外気処理機が取り込んだ空気を調整する過程で濃くなったり薄くなったりした塩化リチウム水溶液を、適正な濃度に再生する装置です。除湿(外気から水分を吸収すること)によって薄くなった水溶液は、加熱されることで水分を外部に放出し、濃くなって再生されます。一方、加熱によって水分を放出して濃くなった水溶液は、水を補充することで薄まり、再生されます。再生に必要な温度は35℃~45℃程度であり、低温で排熱することが可能です。

モイストプロセッサー導入によるメリットモイストプロセッサー導入によるメリット

モイストプロセッサーによって調湿空調を実現することで、快適にコントロールされた室内環境を得られるのは勿論のこと、
省エネによる空調コスト削減が図れるなど、さまざまなメリットがあります。

1.快適で衛生的な空間の実現

快適で衛生的な空間の実現

新鮮な外気を常に取り入れ、湿度が快適にコントロールされた室内環境を提供します。
100%外気から給気を行うため、排気とのバランスを調整することで、室内を正圧(外の気圧よりも高い状態)にコントロールすることが可能です。(空間の用途に応じて等圧、負圧にも変更可。)室内を正圧に保つことで隙間風の侵入を防ぎ、空調エネルギーの損失とホコリ等の侵入を減らすことが出来ます。

2.除湿器・加湿器が原則不要

除湿器・加湿器が原則不要モイストプロセッサーが湿度を強力にコントロールしますので、別途除湿や加湿用の機器の購入や設置(施工)が原則として不要となります。
特に冬は水道から水を直接供給することにより、給水を気にすることなく連続的に加湿を行うことが出来ます。

3.省エネによる空調コストの削減

空調コスト比較イメージモイストプロセッサーが外気負荷を効率良く専門的に処理し、且つエアコンの設定温度を夏は高く、冬は低く設定出来ることから、エアコンに求められる冷暖房能力は小さくなります。

また、内外温度差の縮小によってエアコンの負荷が小さくなり、冷暖房の効率が高まります。最近の高効率(高COP)エアコンは、夏の冷房運転時の給気温度が高い傾向にあり、除湿能力の低下が指摘されていますが、除湿はモイストプロセッサーが主体となって行うため、モイストプロセッサーを利用した空調においては、快適性を損なうことなく高効率エアコンの利用による省エネルギー効果を十分に活用することができます。

エアコンのみ使用した場合(a)と、エアコンに加えモイストプロセッサーを導入した場合(b)のコストを比較しますと、
(a)…初期コストは抑えられるが、運転コストがかさむ
(b)…初期コストは(a)を上回るが、運転コストは抑えられる
という傾向があります。

4.空気質の向上

室内有害物と湿度の関係

上の表は、室内有害物と湿度の関係を表しており、室内の空気のクオリティを向上させるためには、湿度を一定に保つことが重要であることが分かります。特に冬季における湿度コントロールは、一般的にインフルエンザ等のウィルスの増殖を抑制するといわれています。